被爆80年、俳優の杉良太郎さん(81)が長崎市の平和公園を訪れ、原爆の犠牲者に花を手向け祈りを捧げました。
杉良太郎さんは、警察庁から委嘱されている「特別防犯対策監」の活動で長崎市を訪問しています。午前11時前、平和公園を訪れた杉さんは、平和祈念像前の献花台に花束を手向け、原爆の犠牲者に黙とうを捧げました。
杉良太郎さん:
「きょう、ここで手を合わすことが出来ましたけど、これからも自分は生きてる限り平和と、そういったものと闘っていくんだと力を貸して下さいね、というふうに言いました」
Q.杉さんにとって平和というのはどういうものでしょうか?
「日常、今の日常。日本の日常っていうのは世界のどこにもないような幸せの毎日だと思うんですね。その日常を地獄のようなものに変えてしまっていいのかということと、戦争を知らない、戦争体験をしていない、また理解出来ない若者たちが増えていくと非常に危険だと感じていますね。だから今の大人は、しっかりと伝えていかなきゃいけない。当然のことなんですどね」
杉さんは、午後から大浦警察署で「特殊詐欺被害防止策」について警察署長らと意見交換し、県民への注意喚起を行う予定です。