長崎市の旧県庁舎跡地エリアの活用を考えるシンポジウムが開かれました。
「長か岬の未来を考えるシンポジウム」は旧県庁舎や市庁舎跡地などがあり、16世紀の長崎発祥の地でもある「岬のエリア」の未来図を地域全体で考えようと長崎商工会議所などの主催で開かれ、市民ら約220人が参加しました。
長崎市まちなか賑わい創出協議会・石丸忠直副会長:
「重要なのは行きたいと思う場所、自分もそこに参加したいと思える空間あるいは食べてみたいと思えるグルメとかですね。そういったリアルな空間が必要だと思っておりまして」
長崎文化放送・大西弘美社長:
「経済効果だったりとかってあるんですけど、ここを一つのランドマークとして『みんなで何とかしていこうよ』っていう時に『ワクワク感』あるいは『ここいいよね』『ここ好きなんだよ』とか『ほっこりするよね』とか『忘れられない光景だよね』っていうような要素って人間の気持ちってすごく大事じゃないかなと思う」
ネイバース(株)・尾﨑信代表取締役:
「『岬のエリア』全体でどういう街になってるっていうのをまだ誰も描いてないんで、それ描きながら考えないと厳しいんじゃないかなという気はする」
長崎商工会議所都市整備委員会・鈴木茂之委員長:
「行政が一方的にハードな整備をしてもあとあと使いづらいものになってしまう。民間の参画意欲がないとダメかなと思っています」
長崎市まちなか賑わい創出協議会・石丸忠直副会長:
「県庁跡地の活用について今後いろんな方々が意見を交わすというきょうのシンポジウムがそのきっかけになることを祈念しています」
長崎商工会議所都市整備委員会は、今回出た意見をもとに今後のまちづくりの話し合いに生かしたいとしています。