20日(水)、長崎スタジアムシティで開かれた「ピースマッチ2025」。
被爆80年の今年、スポーツを通じて「平和の大切さ」を考えることをテーマにしたスポーツイベントで、長崎大学と長崎大学サッカー部が主催しました。
まず、ピーススタジアムで開かれたのは「サッカークリニック」。
国見高校出身
元サッカー日本代表・徳永悠平さん(41):
「きょうこの素晴らしいピッチで楽しく皆さんとサッカー出来ればいいなと思いますので、よろしくお願いします」
国見高校出身で、サッカー元日本代表の徳永悠平さん(41)と長崎大学サッカー部の学生たちが講師となり、小学1年から中学3年までの約100人を対象に、普段はプロのサッカー選手がプレーしている芝の上で楽しくボールを追いかけました。
午後の部は、広島大学の学生たちも参加し、ハピネスアリーナでスタート。
スポーツと文化の垣根を超えた平和への思いを発信しようと、長崎大学の文化系サークルが次々とパフォーマンスを披露。
そして、会場のボルテージが一際高まったのが…諫早市出身のオリンピック金メダリスト内村航平さん(36)の登場です。
「平和」と「スポーツ」をテーマに、被爆地の長崎大学と広島大学の学生や高校生平和大使とトークセッションを繰り広げました。
「スポーツが平和のために出来ること」を問われると…
内村航平さん(36):
「オリンピックも平和の祭典と言われているので、何回か戦争でなくなったりしているんですよね、オリンピックって。だから平和じゃないと出来ない大会ですし。スポーツをやる環境を世界中いろんな場所でたくさん作っていくことが、いろんな人がスポーツに触れ合う機会がたくさん増えると思う。そうなると少しは平和につながるのではないかと思います」
トークセッションの後は、ストレッチ講座も!
あまりの体の柔らかさに会場からはどよめきが…さすがKINGです!
ストレッチを終えた後は、長崎大学と広島大学の学生がサッカーを通して平和への思いを発信しようと「親善試合」、「ピースマッチ」を実施。去年に続き、2回目です。
長崎大学は前半23分、広島に先制を許すと…その後も相手の猛攻が続き、2点ビハインドで試合終了。去年は7対0で敗れた相手に健闘しました。
試合後には、固い握手を交わした両チームに、会場から大きな拍手が。
平和を願う被爆地の絆を深めました。
長崎大学サッカー部・近藤寛大主将:
「ファウルをした後、謝るとか、平和に少しでも貢献できたのではないかと思う。このピースマッチで終わるんじゃなくて、継続して来年も行ったり、平和に対する活動を今後も行っていきたい」