被爆80年の今年、長崎大学は、広島大学とスポーツを通して「平和の大切さ」を発信するスポーツイベントを開催すると発表しました。
長崎大学と広島大学が、20日(水)に長崎スタジアムシティで開催する「ピースマッチ2025」。去年の広島での開催に続き、2回目の開催です。
長崎大学と広島大学の学生が平和宣言を読み上げ、サッカーやバスケットボールの親善試合を開催するほか、長崎大学核兵器廃絶研究センターRECNAによる平和セミナーも実施します。
また、諫早市出身のオリンピック金メダリストで体操界のレジェンド、内村航平さん(36)のトークショーや国見高校出身で、サッカー元日本代表の徳永悠平さん(41)らによる小中学生向けのスポーツクリニックも開催します。
長崎大学サッカー部 近藤寛大主将:
「このピースマッチを通して、友人や家族、クリニックに参加する子どもたちなど幅広い世代が平和について考えるきっかけになればいいなと願っています」
スポーツクリニックの参加には、8日までの事前登録が必要です。
また長崎大学が所蔵する被爆資料を修復・保存するために実施しているクラウドファンディングの寄付総額が1900万円にのぼりました。
修復した資料を多くの人へ見てもらうための施設の整備に向け、新たな目標金額を3000万円に設定し、「READYFOR」のサイトで22日まで寄付を受け付けています。