制御システムやソフトウェア開発などを手掛ける長崎市の亀山電機が、県立大学に研究費を贈りました。
亀山電機は、2016年度から県立大学経営学部の宮地晃輔教授と共同で「バランスト・スコアカード(BSC)戦略マップ」と呼ばれる経営戦略図などを研究していて、受託研究費として毎年50万円を贈っています。
「バランスト・スコアカード(BSC)」は、「人材教育」、「業務プロセス」、「顧客」、「財務」の4つの視点から経営者の考えを可視化し、会社と従業員が一体となって目標達成を目指す経営管理手法です。
企業と大学が共同で研究を行うことで、ビジネス現場と理論を結びつけ、地域企業の競争力強化や、地域経済の発展にもつながります。
亀山電機代表取締役・北口功幸会長:
「知見の広い県立大の先生と共同研究ができるのは、企業にとって非常にプラス。輪が広がっていくと人・物・金の循環が県内で大きくなると思いますので、お互いにwin-winの関係ができるのでは」
亀山電機は今年で創業30周年を迎え、次の10年を見据えた今年度の共同研究(フェーズ8)では、新規事業や多様な人材が経営戦略を共有できる仕組みづくりを進めます。