原爆の犠牲者を追悼し、平和への願いを歌声で届けるコンサートが21日、浦上天主堂で開かれ、広島や長崎の子どもたちも参加しました。
2008年に阪神・淡路大震災の被災地・神戸で始まった市民参加型の「レクイエム・プロジェクト」。戦争や自然災害の犠牲者を追悼するため、現在、広島と長崎を含めた全国5カ所で定期的にコンサートが開かれ、長崎では13年続いています。
今年は、長崎市の被爆80周年記念事業に選ばれ、次世代へ継承しようと広島や長崎の小学生や高校生らも参加しました。オーケストラと共に合唱団員約260人が、広島の被爆者で、詩人の上田由美子さん(87)が作詞した曲などを披露し、集まった1000人以上の観客たちと平和への思いを共にしました。
コンサートは10月4日に東京で、来年1月17日には神戸で行われる予定です。