「訪問看護」を学ぶために佐世保市を訪れていた韓国の看護師らが、宮島市長に活動内容を報告しました。
佐世保市役所を訪れたのは、韓国訪問看護師協会の会長や副会長ら看護師10人と、大学教授2人です。
韓国統計庁によりますと、韓国では65歳以上の高齢者の割合が2044年に36.7%に達する見通しで、世界で最も高齢化が進む国になると予測されています。
訪問看護体制の整備が急務とされる中、訪問団は、佐世保市に本社を置き、全国75カ所で介護事業を展開する「あいず」の訪問看護現場や、地域包括支援センターなどを視察。日本の訪問看護師らと意見を交わし、合同研修にも参加しました。
韓国訪問看護師協会金 善姫会長:
「日本ではすでに民間と行政が協力し事業を行っているので、(訪問看護)事業の種類や連携の関係性を知り、実際に見たうえで、韓国政府などに政策提案を行うために訪問しました」
報告を受け、宮島市長は「互いに知識や技術を共有しながら、地域ケアシステムの効果が高まることを期待します」と話しました。