「百日せき」の県内の報告数は、前の週から減少したものの依然として30人台と高い水準で推移しています。また主に乳幼児がかかる夏かぜの一種「ヘルパンギーナ」は、県内多くの地域で、警報レベルとなっています。
「百日せき」は、感染すると徐々にせきが激しくなり、新生児がかかった場合は呼吸困難などで死亡する恐れもあるとされています。
県によりますと、7月7日(月)から13日(日)までの1週間、県内で報告された百日せきの患者数は35人で、前の週から4人減ったものの、3週連続で30人以上と高い水準で推移しています。
年代別では、10代が18人、10歳未満が12人と、10代以下が8割以上を占めています。
また、4歳以下の乳幼児を中心に主に夏に流行する夏かぜの一種、「ヘルパンギーナ」は、感染すると、38度以上の突然の発熱や、のどの痛み、口の中に水疱が現れます。
先週1週間の報告数は134人で、定点当たりの報告数は、4.32人となりました。県北、対馬、佐世保市、長崎市、県央では、警報レベルの報告数となっています。
県感染症情報センターは、「患者の便に汚染されたオムツや下着の接触からも感染するので、乳幼児の世話をする際に注意してほしい」としています。