核兵器廃絶市民講座が開かれ、「対話」の重要性について意見を交わしました。
「核兵器廃絶長崎連絡協議会」が主催した2回目の講座には、対面・オンライン合わせて100人以上が参加しました。テーマは、「被爆80年・対話で平和を組み立てる」。今年4月から5月にかけてアメリカ・ニューヨークの国連本部で開催されたNPT核拡散防止条約再検討会議第3回準備委員会に参加したナガサキ・ユース代表団のメンバーが登壇し、「対話の重要性」について意見を述べました。
香月洸里さん ナガサキ・ユース代表団(長崎大学経済学部2年):
「対話というのは、相手と自分の意見が違うことを前提として、その中でも共通項を見つけていくことが対話の本質なのかなと思いました」
バンダービーン新愛さん ナガサキ・ユース代表団(長崎大学医学部2年):
「人と人というのは、相手のことを知ろうとしないから知らないまま勘違いするからすれ違いが生じるんだと聞いて、それは人と人だけではなくて、国と国同士の争いでもそれは同じことが言える時がある」
濱田尚平さん ナガサキ・ユース代表団(長崎大学多文化社会学部2年):
「なぜ核兵器がなくならないのか、核兵器の長崎の原爆被害を伝えてそれについてどう思ったかとか、対話による方がより平和は組み立てられていくのではないかと考えている」
崎山彩芽さん長崎南高校2年:
「最初から拒絶するのではなくて、まずは話を聞いて自分の中で色々考えてから話していくというところをこれから意識していきたいと思った」
ナガサキ・ユース代表団は、8月まで修学旅行生らに被爆の実相を伝えるボランティアガイドを行い、8月27日(水)に活動報告会を開く予定です。