大村市で当時40代の内縁の妻を殺害した罪に問われている男(74)の裁判員裁判で、被告人質問が始まりました。
住所不定無職の馬場恒典被告(74)は2009年4月から6月ごろ、当時大村市で同居していた松永千賀子さん(48~49)の頭などを鈍器のようなもので複数回殴り殺害した罪に問われ、無罪を主張しています。
7日に行われた弁護側の被告人質問で馬場被告は、6月、知人男性が法廷で証言した「馬場被告にハンマーのようなものが入った紙袋を渡された」との証言について「そのようなことはありません」と否定しました。
また「馬場被告の依頼で毛布にくるまれた遺体のようなものを運んだ」などの証言についても「全くあり得ない話」などと述べ、全面的に否定しました。