三菱重工長崎造船所で新型護衛艦の命名・進水式が行われました。
式には、中谷元防衛大臣や三菱重工の関係者ら約330人が出席しました。
中谷元防衛大臣:
「本艦を『たつた』と命名する」
「たつた」は、防衛省が2018年から建造を進める12隻の「もがみ型」護衛艦の11番艦です。基準排水量3900トン、全長133メートル、幅16.3メートル。ミサイル垂直発射システム「VLS」を装備し、機雷の除去などの能力も備えています。
また、従来の護衛艦の半数ほどの約90人の乗組員で運用できるほか、レーダーに探知されにくいステルス性の高い設計を採用しています。
建造費は、建造中の12番艦と合わせて約1166億円。今後、艤装工事や海上試験を経て、2026年度中に防衛省に引き渡されます。
三菱重工長崎造船所では、1万2000トン級のイージス護衛艦の建造も始まっています。