三菱重工業長崎造船所の所長に就任した藤田真 新所長(56)が会見し、「今年度中にイージス護衛艦の建造を始める」と話しました。
藤田所長:
「イージスシステムを搭載した艦の建造につきましても、ただいま鋭意検討を進めている状況というところでございます」
4月に就任した藤田所長は、「防衛省が整備する2隻のイージス艦のうち1隻を長崎造船所で今年度中に着工する」と明かし、「しっかり取り組みたい」と抱負を述べました。
藤田所長:
「数年ぶりというところなんですけど技術をつないでいくであったり、しっかり仕事をしていく意味では連続的にというところがある。そういった意味では久しぶりに手がけるところで、エラーがないようにしっかり取り組んでいきたい」
長崎造船所でのイージス護衛艦の建造はあたご型の「あしがら(7700トン)」を2008年3月に引き渡して以来となります。
藤田所長は、高知県土佐清水市出身の56歳。東京大学工学部を卒業後、1991年に入社し、エナジードメインSPMI事業部副事業部長兼技術戦略室主幹技師を経て、4月1日付で長崎造船所長に就任しました。
シニアフェローエナジードメインスチームパワー事業部長を兼務します。
藤田所長:
「我々がしっかり仕事を取り組むことで、長崎地域の皆さんにも元気を与えればと考えています」