降り続いた雨の影響で県内で土砂崩れや家屋の倒壊が起きました。
小栁亮雄記者:
「土砂は歩道や車道をふさぎ、現在撤去作業が進められています。こちらの現場のすぐ近くには住宅も立ち並んでいます」
午前7時前、長崎市相川町で、通行人から「土砂が崩れて、道が通れない」と110番通報がありました。浦上警察署によりますと国道202号沿いの斜面が幅30メートル、高さ17メートル奥行き5メートルにわたって崩れました。
付近住民:
「6時15分か20分くらいだったかな、台所にお湯を沸かしに行ったらドーンとすごい音がするんですよ。自分の家に突っ込んできたかなと思って出たらこんな状態でびっくりしました。すごかったですよ音」
土砂崩れでけがをした人はいませんでしたが、斜面のすぐ下にあった車庫が土砂の下敷きとなりました。
車庫の所有者:
「姿形もなかもん、どうしようもなか。娘の車を入れとったけど、多分ぺっちゃんこでしょ」
現場は、長崎市北西部の式見漁港と新長崎漁港を結ぶ海岸沿いの片側1車線の道路です。土砂崩れの影響で近くに住む1世帯1人が避難していて、県警は午前7時17分から、現場付近の国道100メートルを通行止めにしました。
長崎市によりますとこの道路は1日平均7881台の交通量があります。付近に迂回路があり、孤立した集落はないということです。
中嶋航大記者:
「佐世保市日宇町です。建物が上から押しつぶされたように崩れ落ちています。建物の前には、がれきも散乱しています」
午前4時すぎ、佐世保市日宇町で「建物が崩れている」と近くに住む人から110番通報がありました。
崩れたのは、木造2階建ての住宅で、この家には今年1月まで高齢の男性が1人で暮らしていましたが、現在は空き家となっていました。けがをした人はいません。
付近住民:
「昨夜見た時は崩れていなかったから壊れているって感じで、びっくりした朝から」
佐世保警察署は、雨の影響で倒壊したとみています。