県内は前線の影響で大気の状態が非常に不安定となり、昨夜、激しい雨となった所がありました。長崎市では崖崩れ、五島市では倒木による被害が出ています。
牧山貴光記者:
「午後9時過ぎの長崎市大橋町です。降り続く強い雨で道路が川のようになっています」
23日、諫早市では午後9時までの1時間に39ミリの激しい雨、長崎市では26ミリの強い雨を観測しました。
牧山記者:
「がけ崩れ現場です2次被害を防ぐために崩れた斜面にはブルーシートが設置されています」
午前0時40分ごろ、住民から「裏の土砂が崩れて家のサッシが壊れています」と消防に通報がありました。浦上署によりますと、幅5メートル、高さ3メートル、奥行き1.5メートルにわたって住宅裏の法面が崩れ、窓ガラスが割れるなどの被害が出ました。けが人はいません。
付近住民:
「夜中にどすーんと崩れてきた。最初、雷かなと思った。(Q.がけ崩れと聞いて)ビックリした。こういうところはいっぱいあると思う、近くに」
また五島市平蔵町では午前10時20分ごろ「倒木が市道を塞いでいる」と通行人から市に連絡がありました。倒木は高さ5~6メートルほどで、市道は一時、通行止めとなりましたが、午後3時20分に解除されました。
九州電力によりますと、倒木の影響で電線が3本切れ、最大で3530戸が一時、停電したということです。
気象台はこれまでの雨で地盤が緩んでいる所があるとし、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意を呼びかけています。