9月にスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪問する第28代高校生平和大使の結団式が開かれました。
18都道府県から選出された今年の高校生平和大使24人。14日に広島市で被爆者の講話を聞いたり原爆資料館を見学し被爆の実相を学びました。
翌日の結団式では、一人ひとりに任命状が手渡され、長崎からは長崎日大高校2年のイェ・ソジさん(16)と長崎南山高校2年の高田健士郎さん(17)が決意を述べました。
第28代高校生平和大使・イェ・ソジさん(16):
「私たち高校生には権力や武力はないけれど、言葉や思いがあります。長崎は被爆地というイメージが強いかもしれませんが、そのもっと奥深くにある平和への思いや被爆者の声、記憶をもとに今後平和への未来を築く懸け橋という役割を精一杯全うしていきます」
第28代高校生平和大使・高田健士郎さん(17):
「高校生という立場上与えられた力はそんなに大きくないというか限られていて、だけど常に自分ができることを考え続けていくのも大切だと思います。自分にできることはなにか相変わらず探し続けて平和な世界の実現に貢献していきたい」
24人は9月2日に核兵器廃絶と平和な世界の実現を願う署名の目録を国連に提出する予定です。