長崎市を訪れているイギリスの駐日大使がNCCの取材に応じ、今年8月9日の平和祈念式典に参列する意向を示しました。去年は、市がイスラエルを招待しなかったことに懸念を示し、参列していませんでした。
鈴木長崎市長のもとを訪れたのは、イギリスのジュリア・ロングボトム駐日大使です。
ロングボトム大使は今月末に保存修理工事を終え、来年1月末にリニューアルオープン予定の旧長崎英国領事館を視察するため、長崎市を訪れました。
ジュリア・ロングボトム駐日大使:
「今の世界情勢の中では信頼できるパートナーが重要。法の支配を守るために大きな役割があると思う」
ロングボトム大使は去年、長崎市がガザで戦闘を続けるイスラエルを平和祈念式典に招待しなかったことからアメリカやフランスなどG7主要6カ国とEUの駐日大使らとともに参列しませんでした。
市長との面会後、大使はNCCの取材に応じ、今年の式典に参列する意向を示しました。
ジュリア・ロングボトム駐日大使:
(Q.8月9日の平和祈念式典に来られますか)
「そうですね、いま確認しました。市長にも確認して」
(Q.来られますか)
「はい」
大使は13日午前、長崎原爆資料館と旧長崎英国領事館を視察したということです。