中国駐長崎総領事館の開設40周年を祝う祝賀会に出席するため、中国駐日特命全権大使が長崎市を訪れ、長崎との友好交流のさらなる発展へ意欲を語りました。
歓迎の拍手に包まれ、大石知事と共に「ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート」の会場に入ったのは、中国の呉江浩駐日大使(61)です。中国駐長崎総領事館の開設40周年祝賀会に出席するため、26年ぶりに長崎を訪れました。
呉江浩中国駐日大使:
「ここ40年間、長崎が常に中国との交流・協力の先頭に立ち、両国の地方協力の深化に多大な貢献をしてきたことに感謝申し上げます。長崎市は中国から最も近い重要な港湾都市であり、新時代においても双方が潜在力を深く掘り出し、各分野における実務協力を推進し、新たな成果をどんどん収めていくことを期待しています」
大石知事:
「経済・文化・観光等の様々な分野において、長崎県と中国の更なる関係の深化を図ってまいりたいと考えています」
祝賀会には、今年3月に着任した陳泳総領事や友好団体、県内の政財界の関係者ら約200人が参加し、交流を深めました。祝賀会の前には知事と呉大使が会談し、記念品として、県側からは三川内焼の鉢や、五島市の椿を使ったお茶などが贈られました。
大石知事:
「国同士の友好関係、課題の解決についても何か糸口になれるような役割を果たしていきたい」
また、大石知事は8月に北京で開かれる「卓球交歓大会」に県内の中学生を派遣するほか、高校生や大学生を上海市や福建省へ派遣するなど次世代の友好交流を担う青少年の育成に力を入れたいと話しました。