長崎市の鈴木市長は8月9日の平和祈念式典に招待しないとしていた台湾側から参列希望の意向が市側に伝えられたと明かした上で、対応について検討する考えを示しました。
8月9日の平和祈念式典で鈴木長崎市長は日本に大使館などがある全ての国と地域に「招待状」を送るほか、今年は初めて国連に代表部を置く北朝鮮など38カ国に対しても、式典について知らせ、参列できるようにする「案内状」を送るとしていました。
一方、台湾についてはどちらの基準にも該当しないとして、鈴木市長は招待も案内もしない考えを示していましたが、広島市では、台湾側から参列の希望があったことを受け、8月6日の平和記念式典について案内を通知することを決めていました。
鈴木長崎市長:
「今般、台湾のほうから式典への参加を希望するという旨の意向が伝えられてまいりましたので、現在その対応を検討中でございます。今回初めてのケースなので、それを受けて改めて検討しているところでございます」
台湾側からの参列希望を歓迎するかと、尋ねられた鈴木市長は「式典運営のルールもある中で個別にご要望を頂いた。しっかり考えていきたい」と述べました。
また、判断時期については、「現時点でいつというのはない」としています。