長崎で最も歴史が長い被爆者団体「長崎原爆青年乙女の会」の新しい会長に長崎原爆被災者協議会副会長の横山照子さん(83)が就任しました。
長崎原爆青年乙女の会・横山照子新会長(83):
「責任重大ですよ本当」
「長崎原爆青年乙女の会」は1956年(昭和31年)に当時の若い被爆者たちが核兵器廃絶と被爆者援護を求める運動を行うことを目的に結成しました。
初代会長は、日本の反核平和運動をリードし、2013年に82歳で亡くなった山口仙二さんです。
長崎原爆青年乙女の会・横山照子新会長(83):
「私にとっては青年乙女の会というのは崇高な団体です」
前の会長の小峰秀孝さんが去年11月に亡くなったあと会長が不在でした。
25日、会員同士の話し合いで横山さんの就任が決まりました。横山さんは1976年に入会後、約半世紀にわたって会計事務や歴代の会長のサポートなどを担ってきました。高齢化もあり、現在の会員は10人ほどだということです。
長崎原爆青年乙女の会・横山照子新会長(83):
「次の世代にこの青年乙女の会の精神とか今までの活動の歴史をどうつないでいくのかということが残された課題だと思います」
「戦争は国を亡ぼす核兵器は地球をなくす世界を担う若者よ未来へ平和をつないでほしい」