今年8月9日で長崎に原爆が落とされて80年です。
被爆者4団体が被爆80年の意気込みを発表しました。新春の会見で4団体の代表の口から出たのは「私たちには90周年はない」という危機感でした。
長崎県平和運動センター被爆連・川野浩一議長:
「依然として戦火が絶えない、そしてその当事国そのものが核兵器の所有国であるという危機感を私たちにはあります、もし万一使われればという危機感を持っているわけであります」
そんな中、先月、日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことをチャンスにしようという声も上がりました。
長崎原爆被災者協議会・田中重光会長:
「地球に住んでる人たちがどうしたら核兵器がなくなるのか、戦争がなくなるのか考えていく、今年ノーベル平和賞を受けたことを広げていけるか、これからの運動、戦争をやめさせることということについても大きな節目の年になると思います」
4団体は19日に「核兵器禁止条約発効4周年」を記念するつどいを開き、被爆の実相を広げるために奮闘することなどを盛り込んだアピール文を採択する予定です。