脱炭素社会の実現を目指しORC=オリエンタルエアブリッジと日産自動車が連携協定を結びました。
協定を締結したのは、ORCと日産自動車、日産プリンス長崎販売です。
三者は電気自動車=EVの蓄電器機能を活用する「災害時の電源確保」のほか、離島などの観光地をEVで巡る「サステナブルツーリズム」や「環境教育」などに取り組みます。
ORC・杉浦賢社長:
「頼もしいパートナーを得ることができ、脱炭素社会の推進、それから災害対応の更なる強化、それだけではなくて地域のエコ活動に貢献できればと考えています」
締結式のあと、EVを使った電力供給のデモンストレーションが行われました。
ORC・山崎秀之総務部長:
「私どもの会社といたしましては災害時、大規模な停電があった時まず運航を管理する部署を復旧させることを決めていて、そこに対してのみ限定した形で電気を送るようにしています。そこを復旧させて飛行機の運航を継続させるということを狙いとしています」
フル充電の場合、1台で電気が27時間ほど供給されるということです。
日産自動車・神田昌明常務執行役員:
「いろんな所で水害があったりとか地震の時に電気が通らないで大体電気が通らないというのは2日から3日で復旧すると思うんですけど少しでもご協力が出来れば、というのがEVのもう一つの良さだというふうに思っています」
ORCは既にEV2台を導入し、きのうから運用を開始しています。