長崎海上保安部と長崎地方気象台が合同で、豪雨や地震などの災害が発生した際の復旧訓練を実施しました。
訓練には長崎海保から9人と気象台から11人の職員が参加しました。自然災害で長崎市の離島・高島の気象観測装置が故障した想定です。
長崎市松が枝町の浮き桟橋で、持ち運び可能な雨量観測装置の機材を海保の巡視艇に積み込み、ロープで固定し、高島まで搬送する手順を確認しました。
長崎地方気象台・中里真久台長:
「万が一、離島等で地震が発生して南海トラフに関わらず、色んな所で発生する地震の影響を受けた場合のことを想定して、このような協定を結んでいるということです」
長崎海上保安部・本野勝則長崎港長:
「長崎県においては離島を多く抱えておりますし、また内陸部においても急斜面等がありますので、そういう場合、陸上からのエントリーが難しい場面も結構あるかと思います。そういう所で海保の巡視艇を使うというのはとても意義があると思う」
長崎海保と気象台は2020年3月に「災害発生時の相互協力に関する協定」を結んでいて、合同訓練は今回で2回目です。