長崎市の活性化に向け、新しい事業を生み出す「ナガチャレプラス」の最終イベントが開かれました。
長崎市が主催し、十八親和銀行が共催する「ナガチャレプラス」は、県内外の事業者やU/Iターン希望者、学生など、長崎の経済発展に関心のある人が、2Dメタバース空間「バーチャル長崎」に集まり、オープンイノベーションによる新規事業の創出を目指すプロジェクトです。
去年7月に始動し、参加者は座学やオンラインセミナーを通して、新規事業に必要なスキルやノウハウについて学び、12月の合宿イベントでは、複数のチームや事業アイデアが誕生しました。
1日(土)の最終イベントには、約70人が参加し、ナガチャレプラスから生まれた事業アイデアの成果が発表されました。
伊王島プラットフォームチームの野村耀平さん(31)は、WEB開発の腕を生かして、事業者と観光客、宿泊施設をつなぐ伊王島の新たな観光プラットフォームを提案しました。
伊王島プラットフォームチーム・野村耀平さん(31):
「このプラットフォームを起点にして事業者の方であれば自分たちのサービスを売上アップに、そしてリゾート施設であれば観光満足度を上げる。そして観光客の方であれば、観光体験をリッチにする。それぞれが自分たちのやりたいことをやってるだけなのにいつのまにか観光産業は盛り上がっている。これがこのプラットフォームで実現できるということが、すごく、特殊なビジネスモデルを創り上げたんじゃないかなと自負しています」
長崎市は、この「ナガチャレプラス」を通じて地方創生の切り札となる新規事業創出の気運醸成を図り、イノベーション人材の発掘・育成を目指したいとしています。