今年夏の参院選に向けて県内の各政党の動きが活発化しています。
2日に自民党県連が開いた選対合同会議には、県議や市議、地域支部の支部長ら約70人が出席しました。
自民党・古賀友一郎参院議員(57):
「今回の戦いは事実上“政権選択の戦い”“政権を懸けた戦い”となります。その一方で我が党に対する逆風の強い大変厳しい戦いとなってまいります」
自民党派閥の裏金問題で去年の衆院選では与党の議席が過半数を割り、参院選でも厳しい戦いが予想されています。県連では現職の古賀友一郎議員(57)と新人の山下博史県議(50)が公認を争い、党本部の裁量で古賀議員を公認候補として擁立することを決めました。
一部非公開で行われた会議では、公認決定の経緯の報告や、古賀議員の決意表明が行われ、挙党一致で選挙に臨むことを確認しました。
自民党・古賀友一郎参院議員(57):
「何人かの方々から強い意見が出たのは、本当に自民党県連が『挙党態勢で、一枚岩になってやってほしい』『それをきちっと行動で示してほしい』とこんなお話でありました。そうでなければ今回の戦いは極めて厳しいものになるとこういった認識を共有できた会議ではなかったかなと思います」
一方、国民民主党県連は、深堀浩幹事長(59)の擁立を決めています。
国民民主党県連・深堀浩幹事長(59):
「しっかりとこの長崎の地から、全国の疲弊する地方のために国政の場で現実的な政策を訴えていきたい」
2日に開いた定期大会には、約120人の支援者らが集まりました。
国民民主党県連・西岡秀子代表(60):
「この参議院議員選挙はある意味、我が国の進むべき方向性を決する、天下分け目の大変重要な意味のある戦いだと思っております」
党本部の古川元久代表代行(59)が訪れ、深堀幹事長には地方の声を国政に届けてほしいと激励しました。国民民主党・古川元久代表代行(59):「この長崎は非常に大事な我が党としての最重点区に指定して、参議院選挙を取り組んでいきたいと思います」参院選にはこのほか、共産党県委員会から常任委員の筒井涼介さん(31)。参政党から県連会長の黒石隆太さん(33)が出馬を表明しています。