県内では、嘔吐や下痢を主症状とする感染性胃腸炎が、6週連続で増加していて、県感染症情報センターが注意を呼びかけています。
今月10日(月)から16日(日)までの1週間、県内70の定点医療機関が県に報告した「感染性胃腸炎」の報告患者数は343人と、前の週から18人増え、6週連続で増加しています。(定点報告数7.80、警報レベルは20人以上)
「感染性胃腸炎」は、細菌やウイルスなどの病原微生物が原因で、嘔吐や下痢の症状が出る感染症です。乳幼児が多く発症し、年齢別で見ると、1歳が53人、2歳が44人、4歳が42人と続いています。
地区別で見ると、県北地区と佐世保地区が他の地区より多くなっています。
県感染症情報センターは、「ノロウイルスなどアルコール消毒が効きにくいウイルスもあるため、手洗いが重要、症状が出たら、直ちに医療機関を受診してほしい」と呼び掛けています。
また、インフルエンザの患者数は、前の週から161人減り、147人と、5週連続で減少。
1医療機関あたりの平均報告数は2.10人で、地区別で見ても、今年初めて、全ての地区で警報終息基準値を下回りました。
一方、新型コロナの報告数は411人で、3週連続で減少しています。