県内の新型コロナウイルスの報告患者数は8週連続で減少しました。一方で、手足口病は14週連続の警報レベルとなっています。
16日(月)から22日(日)までの1週間、県内70の定点医療機関が県に報告した新型コロナウイルスの患者は166人で、前の週より60人減り、8週連続で減少しました。
1医療機関当たりの患者数は平均2.37人で、5月以来、約4カ月ぶりに2人台となりました。
年齢別では、10代が最も多い34人、次いで10歳未満が31人、80歳以上が22人となっています。
地区別では長崎市、上五島、壱岐がほかの地区より多くなっています。
一方、主に5歳以下の乳幼児がかかりやすく、手足や口の中に水疱性の発疹が生じる「手足口病」の患者数は、前の週より60人少ない339人となりましたが、依然として警報レベルとなっています。
県環境保健研究センターは、「新型コロナ、手足口病以外にも、発熱や咳が主症状のマイコプラズマ肺炎が、過去5年間で最多の患者報告数となっている。いずれの感染症にも、場面に応じたマスクの着用や手洗い、換気、三密の回避などが有効なので、引き続き基本的な感染対策に努めてほしい」としています。