長崎県内の新型コロナウイルスの患者数は、3週ぶりに増加に転じました。
また、手足口病の患者数も5週連続で増加し、特に佐世保地区では、警報基準値を大きく上回っています。
先週1週間、県内70の定点医療機関から県に報告された新型コロナウイルス患者は305人で、前の週より66人多く、3週ぶりに増加しました(1医療機関当たりの平均患者数=4.36人)。
定点当たりの報告数を地区別でみると、県南地区が最も多く9.63人、対馬地区8人、壱岐地区4人と他の地区に比べ、多くなっています。
年齢別では、70代が37人と最も多く、30代が36人、50代が33人と続いています。
一方で、手足や口の中に、水疱性の発疹が生じる疾患、「手足口病」の患者が150人となり、5週連続で増加しています(前週比+21人)。患者の75%は、1歳と2歳の乳幼児です。特に佐世保地区と県央地区では、定点当たり報告数が警報開始基準値の5人を超えています。
県環境保健研究センターは、「手足口病は6月・7月に増える傾向があり、原因のウイルスはアルコール消毒が効きにくいので、手洗い・うがいを徹底し、感染防止に努めてほしい」としています。