昨シーズン悔し涙を飲み3位に終わったサッカーJ2のV・ファーレン長崎に、10人の新戦力が加わりました。
8日、ピーススタジアムで記者会見が行われました。
山口蛍選手(34):
「目標はひとつ。J1昇格。それ以外はない」
今季の補強で一番の注目は、J1のヴィッセル神戸から完全移籍した元日本代表ミッドフィールダー、山口蛍選手(34)。昨シーズンは、神戸のキャプテンとしてチームを連覇に導き、リーダーシップとゲームコントロールに期待が寄せられています。
MF・山口蛍選手(34):
「J2で優勝して、昇格してJ1で長崎の勢いを見せられたらすごいことになるんじゃないかな。大きな夢を持って挑戦を決意した」
V・ファーレン長崎・竹村栄哉テクニカルダイレクター:
「蛍選手は日本でも一番のボランチ。攻撃も守備も出来るというところでずっと気にしてた選手」
他にも、昨シーズンV・ファーレンと共にプレーオフに進んだ山形から加入したゴールキーパー後藤雅明選手(30)は、新守護神として期待されています。
GK・後藤雅明選手(30):
「負ける試合を引き分けに。引き分けの試合を勝ち点3に。そういったところに貢献していきたい」
8日に契約が発表されたJ1横浜F・マリノスから移籍したディフェンダー・エドゥアルド選手を含め、新加入選手は10人。昨シーズンは、J1自動昇格圏内の2位と勝ち点差1で惜しくも昇格を逃しました。2年目の下平隆宏監督(53)は、ピーススタジアムでのホーム戦の勝率アップに意欲を見せます。
V・ファーレン長崎・下平隆宏監督(53):
「J1昇格はマストな目標であってクラブの使命。ホームでは全部勝ちたいなという思いはあります」
今年はクラブ創設20年目の節目。新社長には、プロバスケットボールB1長崎ヴェルカで取締役を務めた田河毅宣氏(39)が就任します。
被爆80年を迎える長崎のクラブとして…。
V・ファーレン長崎・田河毅宜新社長(39):
「長崎を最後の被爆地にしていこうと。爆心地から非常に近いこのスタジアムで、感動と歓喜にあふれたスポーツの祭典が行われていること自体がある意味我々が届けていく平和のメッセージだと思っています」
開幕戦は2月15日、ホーム、ピーススタジアムで熊本との九州ダービーです。