昨シーズン7位で終えたサッカーJ2のV・ファーレン長崎に9人の新戦力が加わりました。10月14日に開業する新しいホームスタジアム「長崎スタジアムシティ」で2017年以来7シーズンぶりのJ1復帰を目指します。
V・ファーレン長崎・竹村栄哉テクニカルダイレクター:
「長崎のために頑張れる選手が集まってきたんじゃないかなと思っている。やはり失点というところが僕らの課題だと思っていたので、そこを改善できる中盤とディフェンスを補強したつもり」
ディフェンスは、J1京都サンガF.C.から移籍したゴールキーパー若原智哉選手(23)。J2ジェフユナイテッド市原・千葉からセンターバックの新井一輝選手(30)が移籍しました。J1名古屋グランパスから移籍したボランチ・山田陸選手(25)は、攻撃の起点として期待されます。
新加入MF・山田陸選手(25):
「下からビルドアップで組み立てたりとか、縦パスとか決定的なパスを出すところを見てほしい」
新加入DF・新井一輝選手(30)
「カバーリングのところと空中戦のところが自分がストロングだと思う。J1に昇格するために自分の力を100%発揮できるように頑張りたい」
また、2017年のJ1昇格に貢献したディフェンダーの飯尾竜太朗選手(32)は、チームをまとめるキーパーソンとして、J2ブラウブリッツ秋田から古巣・長崎へ戻ってきました。
DF・飯尾竜太朗選手(32):「再び長崎のエンブレムをつけて戦えることが本当にワクワクする。チームがぶれないようにしっかりやっていきたい」
新加入選手や暫定で指揮を執る下平隆宏ヘッドコーチ(52)ら17人は、工事が進む長崎市幸町の「長崎スタジアムシティ」を訪れ、ホームスタジアムとなる「ピーススタジアム」を見学しました。
選手:「エグい。ここで点決めたら最高」「いや、すごいっす!」
下平隆宏ヘッドコーチ(52):「ここでみんなが活躍するのが楽しみ」
DF・飯尾竜太朗選手(32):「生で見学させてもらって圧倒されるものがあったし、このピッチで選手は躍動して長崎の方々のために戦う姿を選手は見せないといけないと思う。ここでJ1昇格を今年決めたい」
V・ファーレンは、ファビオ・カリーレ監督(50)が今シーズンの契約更新後に古里ブラジル2部リーグのサントスFCの監督に就任したとされる問題についてサントス側が「経済的に苦しい」として違約金の減額を求めてきたのに対し、全額の支払いを求める方針を示しています。
V・ファーレン長崎・竹村栄哉テクニカルダイレクター:
「カリーレの問題が起きてしまったが、選手たちはそれでも来てくれたというところは僕はすごく心強く思っているし、残ってくれた選手にもリスペクトをして、良い意味でチームが一つになっていくのでは」
7シーズンぶりのJ1復帰を目指すV・ファーレン長崎は、2月23日(金)か24日(土)、もしくは25日(日)に、アウェーで藤枝MYFCとの開幕戦に臨みます。