秋の大祭「長崎くんち」に関する資料を集めた展覧会が始まりました。
会場には、今年の踊町、7カ町にゆかりのある資料のほか、奉納踊の様子を伝える屏風や絵巻物など約50点が並んでいます。こちらは今年の踊町のひとつ麹屋町の「奉納踊御茶献上大名行列図」です。
矢田純子学芸員:
「演し物としては江戸時代のもの。総勢300人ぐらいの行列だったということで、その様子が人の表情も含めて見ていただける」
西濵町の木製の箱は傘鉾の飾などを収納していました。
矢田純子学芸員:
「特徴的なのは、いつ造られたかというのが箱に書いてあって年代が分かる。文化3年(1806年)寅8月これを造る」
(寅の8月というのは寅年のことですか?)
「寅年ですね。くんちが(当時は)9月に開催されているので、その前の月に造られたというのが分かります」
長崎くんちの魅力が詰まった展覧会「くんち三九〇年展」は長崎歴史文化博物館で10月20日まで。県内の小中学生は無料で観覧できます。
(観覧料:大人630円 小中高生310円 県内小中学生は無料)