平和活動に尽力した個人や団体に贈られる今年の「秋月平和賞」に2人の被爆者が選ばれました。
第15回「秋月平和賞」を受賞するのは、共に被爆者の城臺美彌子さん(85)と横山照子さん(82)です。
城臺美彌子さん(85)は6歳の時、爆心地から約2.4キロの立山で被爆。38年間、小学校教諭を勤め、在職中から平和教育に尽力しました。現在も被爆体験の語り部などとして活動しています。10年前の被爆69年長崎平和祈念式典で「平和への誓い」を読み上げました。
横山照子さん(82)は4歳の時、疎開先から原爆投下後の長崎に入り入市被爆。長年にわたり長崎原爆被災者協議会の相談員として被爆者の健康や生活面の相談に当たってきました。現在、日本被団協の代表理事を務めています。
核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会・朝長万左男委員長(81):
「しっかりした平和活動を今も現役でやっておられまして、この2人が今年、受賞していただきたいというふうに判断しました」
授賞式は7月15日(祝・月)に長崎市の原爆資料館ホールで開く第34回「ながさき平和大集会」で行われます。