「高校生平和大使」のノーベル平和賞受賞に向け、ノーベル委員会のあるノルウェーに派遣される高校生に鈴木長崎市長が首都オスロの市長宛の親書を託しました。
活水高校3年・木場笑里さん(17):
「今、核の脅威が高まっている中で長崎から伝えなければいけないことを自分自身の言葉で伝えていきたい」
今年、ノルウェーに派遣されるのは活水高校3年生で被爆3世の木場笑里さん(17)です。木場さんは高校1年生の頃から「高校生1万人署名活動」に取り組んできました。高校生平和大使は2001年以降、核廃絶や平和を願う260万筆余りの署名を国連に届け、ノーベル平和賞には2018年から7年連続でノミネートされています。木場さんは6月3日(月)から9日(日)までの日程で広島と兵庫の高校生と共に、ノーベル委員会やオスロ市長を訪問し、今年のノーベル平和賞の受賞に向けアピールします。高校生平和大使の派遣は今回で3回目です。
鈴木長崎市長:
「若い方々が世界に向けて被爆者の思いをしっかりと伝える取り組みが非常に大切。非常に厳しい国際情勢の中で一番説得力のある平和のメッセージになる」
木場笑里さん(17):
「平和に対する考えをより広くいろんな方々に考えていただけるように私自身(ノーベル平和賞受賞への)プッシュをしてノーベル平和賞受賞からより若者への平和活動を盛んにしていきたい」
高校生平和大使を支援する会・川野浩一代表(84):
「被爆の長崎じゃなくて平和の長崎というイメージをぜひつくってもらいたい」
6月3日午前10時からは長崎駅前バスターミナルで出発式が行われます。