インターハイ切符を懸けて熱戦展開です。九州の強豪校の選手相手に、長崎の高校生たちが強さを発揮しました。
【岩本忠成キャスター】「インターハイ出場をかけた北九州地区予選会がトラスタで開かれています。長崎の高校生たちを全力応援です!」
長崎・福岡・大分・佐賀4県の予選を勝ち抜いた約1060人が参加しました。
まずは、女子100m決勝。長崎から決勝に進んだのが島原3年の小鉢ひよりと、予選を7番手で通過した純心女子3年の小谷凛の2人。インターハイ切符は6位まで。機械トラブルで、スタートが2度やり直し。会場は緊迫した雰囲気に包まれます。3回目でようやくスタート。小谷が中盤でやや前へ。小鉢も懸命に食らいつく。団子状態でフィニッシュ。結果は、小谷が百分の2秒差を制し、優勝しました。(優勝12秒11.2位12秒13.-0.4m)そして、小鉢は5位に入り、インターハイ出場を決めました。(5位、12秒17)
【純心女子3年小谷凛】「(スタートは)緊張してた、だいぶ。音で反応しようと思って聞いて出ました。(ゴールした瞬間は)6番以内ではあるかな。まさか1番とは思わなくてうれしかった」
一方、男子では、去年の県高総体で悔し涙を飲んだ長崎南3年の濵村が5位に入り、インターハイ切符獲得です。(+2.0、10秒66)
【長崎南3年濵村漣大】「(先生から)『よくやった』と。県高総体で100m優勝 を逃してしまって北九州でなんとか入賞すると先生と話してて、無事に入賞できて先生から言葉をもらってうれしかった」
各種目の合計点で争う混成競技では、長崎日大勢が躍動しました。男子では、樫山が最終種目の1500mも懸命に走り抜き、大会新記録まで23点に迫る得点で優勝。(樫山:5664点)
女子では、井上が県高校記録を持つ山添さん(元・長崎女)がマークした大会記録を更新し、栄冠を掴みました。(井上:4796点)
女子100mハードル。アジアを舞台に火花を散らした2人が今度は長崎でぶつかりました。4月にドバイで開かれた20歳以下のアジア陸上選手権で優勝した大分雄城台の谷中天架と準優勝の長崎日大・松田晏奈。松田はこのレースで敗れたものの、自己ベストでは上回っています。因縁のライバル対決がスタート!2台目までに谷中が先行。松田も懸命に追い上げます。熾烈なライバル対決の結果は、谷中が1着(13秒68)、松田は2着(13秒78)(風0.0m)。松田は、0.1秒差で優勝を譲りましたが、インターハイ出場を決めました。
【長崎日大3年松田晏奈】「インターハイ前にいい経験が出来るので、自分はけがしてたんですけど、天架ちゃんについていけるようにという思いできょうは走りました」
【大分雄城台3年谷中天架】「インターハイはもっと調子上がってくると思うので、怖いですけど、お互い頑張りたい」
北部九州インターハイの陸上競技は、福岡市で7月28日(日)、開幕です。