共に全校応援となったラグビーの決勝戦は、2年ぶりの優勝を狙う青のジャージー長崎北陽台と、2010年以来、14年ぶりの優勝を目指す長崎北の一戦です。
最初にチャンスをつかんだのは、挑戦者の長崎北でした。前半12分。長崎北がゴール付近まで攻め込むと、早いリスタートから向井が左に展開。最後は、2年生・高比良!長崎北が鮮やかな攻撃で幸先よく先制トライを奪います。
長崎北・高比羅奏弥選手(2年):
「スタンドオフの向井を呼んだら、向井が逆サイドに回り込んでくれて、良いパスをくれたので、そのまま飛び込むだけでした」
出端をくじかれた北陽台の反撃は、前半16分でした。強力フォワード陣が、ゴールラインに迫ると2年生プロップ・田中が飛び込んでトライ!コンバージョンキックも田崎がしっかりと決め、北陽台が7対5と逆転します。
前半25分には、北陽台の山口が華麗なステップから、一気にスピードに乗りました。最後は簗瀬がトライを決め、北陽台がリードを広げます。さらに前半終了間際には、久保もトライを決め、北陽台が、19対5とリードして、前半を終えます。
後半に入っても、リードする北陽台は攻撃の手を緩めませんでした。後半だけで4つのトライを奪った北陽台は、長崎北を攻守で圧倒。47対5で勝利し、2年ぶり21度目の優勝です。
長崎北陽台・牟田凌大選手(3年):
「序盤は自分たちのミスで崩れることが多かったんですが、セットプレーとかシンプルに切り替えてから自分たちの強みを出すことができて、アタックに切り替えられたので良かった」
長崎北陽台・下田秩主将(3年):
「このあと九州No.1取って、花園では全国制覇を目指してるチームなので、もっと厳しくやっていけるように一つひとつのプレーをひたむきに全うしていけたら」
長崎北・福田遼主将(3年):
「チームとしても個人としてもずっと北陽台をイメージして練習してきたし、北陽台しか見てなかったので、またチームとして切り替えて頑張っていきたい」
決勝を戦った両チームは、15日(土)から鹿児島で開かれる九州大会に出場します。