バスケットボール女子の決勝リーグ最終戦は、共に2勝0敗で迎えた長崎西対島原中央。事実上の決勝戦です。去年の県高総体以降、主な県大会の決勝はすべて両チームがぶつかり、去年の高総体を除き、全て島原中央が勝っています。
因縁のライバル対決は、試合開始早々、長崎西が仕掛けます。警戒するコンゴ人留学生のエザンギに対し、2人掛かりで守る「ダブルチーム」。
攻撃では武器のスリーポイントシュートを3連続で決め、先手を打ちます。対する島原中央はやはりエザンギ!セネガル人留学生のカマラにもボールを集め、ゴール下の主導権を握ります。
それでも長崎西の勢いは止まりません。第1クオーターだけで7本のスリーポイントを沈めます。第2クオーター、島原中央がゴール下を攻めれば、長崎西もダブルチームで守り抜き、攻防は激しさを増します。島原中央は、ゴール下以外でのシュートも決まり出し、追い上げをみせますが、長崎西がスリーポイントでその勢いを断ち、流れを譲らないまま折り返します。
第3クオーター、島原中央が守備の強度を高め、相手のスリーポイントを封じれば長崎西は長崎西は中へ切り込むドライブ!
そして最終クオーター、島原中央は激しいディフェンスから得点の量産を図りますが、長崎西は最後までスリーポイントが好調で、この試合13本成功。3年連続の優勝、インターハイ出場を決めました。
長崎西田中佐和子コーチ「誰一人諦めなかった。練習で(島原中央に負けた)次の日から。もしくは負けたその日から、誰一人だめかもしれないと思わずに本当に本当に誇りです。この子たちのひたむきさとか、謙虚さとか。私にはない人間性の塊が、今日を呼んだんじゃないかなと思います。本当にみんなの努力の証だと思います」
長崎西・小川主将「うれしいです。これまで苦しいことやつらいいことがここに立つまでにいっぱいあったんですけど、その度にチームで鼓舞しあって今日この日を迎えられたと思います。私たちは全国ベスト4を目指しているのでそれに向けてまた一から頑張っていきたいです」
一方、男子は瓊浦が2連覇でインターハイ出場を決めました。