長崎市愛宕1丁目の学校法人「玉木学園」が15日、創立から132年を迎え、記念式典が開かれました。
玉木学園は1892年、明治25年の5月15日(日)、長崎出身の教育者玉木リツ(1855-1944)が磨屋町に設立した長崎初の女子の実業高校「長崎女子裁縫学校」が始まりです。
創立記念日は例年、学校独自の祝日としてきましたが、生徒や教職員らに「建学の精神」を学んでもらおうと今年から創立記念日当日に式典を開くことにしました。
式典では、公募していた敷地内の約200メートルのメインストリートの坂の名前が、149通の応募から「玉木リツの坂」に決まったことが発表され、考案した6人の生徒が表彰されました。
鬼塚謹吉理事長:
「特に皆さんにお願いしたいのは、リツ先生が通常指導していた時に言われていたこと、『一針一針に心を込めて針を進めること』、一語一語を大切にするということと一緒ですね。その積み重ねこそが人生にとってとても大切なことです」
玉木学園は現在、長崎玉成高校と附属中学部、長崎医療技術専門学校を運営し、合わせて約800人が通っています。