県美術館で開催中の「超絶技巧の鉛筆画吉村芳生展」にあわせ、写実的な色鉛筆画で知られる三上詩絵さんの特別講座が開かれました。
三上詩絵さんは茨城県在住の色鉛筆画家で、カルチャースクールで講師をしながら、テレビ番組でも活躍中です。
吉村芳生展を鑑賞した三上さんは、東日本大震災の犠牲者をしのんだ横7メートルもの大作「無数の輝く生命に捧ぐ」(2011-2013)に心打たれたと語りました。
三上詩絵さん:
「房の一つひとつがものすごく丁寧に描かれてあって、あれはサイズだけでも圧倒されたんですけど、気持ちが伝わってくるような、いつまでも見ていたいと思えるような作品でした」
事前に申し込んだ約80人の参加者の前で、色鉛筆画の実演も。
三上詩絵さん:
「塗りつぶすってイメージかもしれないんですけど、色鉛筆って線を一本ずつ引いていくんですね」
筆圧をコントロールしながら赤、青、黄の3色だけを重ねることで、ツヤ感のあるリアルなサクランボを描き上げました。
吉村芳生展は5月12日までです。