佐世保市江迎町では春を祝う「繭玉まつり」が開かれています。まつりは17日(日)、勇壮な「江迎龍王太鼓」の演奏で幕を開けました。軒先や店内いっぱいに繭玉がつるされています。蚕の繭に似せたもので、東北地方に伝わる小正月の行事です。地元の商店街が町おこしとして始めたもので今年で23回目。
作り方は、繭に似せた丸い発泡スチロールに模様を彫り、「柄布」を差し込んでいきます。これをヤナギの木につるして飾ります。今ではすっかり、町の特産品にもなりました。雛人形や結婚式で使う花束、V・ファーレン長崎にちなんだサッカーボールなども作られています。このほか、お酒やクッキーなどのオリジナル食品も人気だそうです。今年は20軒の商店が参加していて、約3万個の繭玉が街を彩っています。
肥前えむかえ繭玉まつり実行委員会・吉永圭一委員長:「今年の見所は繭玉のトンネルを作ってみました。また川筋の繭玉飾り」「見所いっぱい!食べ処もいっぱいありますので皆さんどうぞ江迎にいらっしやって下さい!」まつりは今月31日まで開かれます。