長崎総合科学大学のサイバーテクニカルボランティアチームが県警の感謝状を受けました。
全国で急増するインターネットバンキングを利用した不正送金。去年の県内の被害件数は前年を18件上回る21件で、被害額は前年を約1600万円上回る約1700万円にのぼっています。
長崎総合科学大学知能情報コースの4年生、中橋歩夢さん(22)と西田武史さん(22)の2人で構成するサイバーテクニカルボランティアチーム「NiCP(ニクパ)」は、大学で学んだ知識を生かし、県警と連携して「フィッシング(実在組織騙り個人情報詐取)」によるサイバー犯罪の被害防止を啓発するポスターを作成しました。
ポスターが県民や事業者のサイバーセキュリティー意識の高揚に寄与したとして、県警の生活安全部サイバー犯罪対策課の堀耕基課長が感謝状を手渡しました。
長崎総合科学大学知能情報コース4年・中橋歩夢さん(22):
(Q.工夫した点は?)
「インパクトを与えることが大事かと思い、フィッシング詐欺と釣りのフィッシングをかけて、魚を黒塗りにして、その上に文字を書くことで印象が残るようにした」
長崎総合科学大学知能情報コース4年・西田武史さん(22):
(Q.工夫した点は?)
「価格が安すぎだったりURLが一文字違いのニセサイトがあるので、赤文字や青文字を使って分かりやすくした」
作成したポスターは長崎総合科学大学の校内や県庁に掲示されています。