県警は去年1年間の交通事故の発生状況を発表しました。コロナ禍の収束に伴い、発生件数、死者ともに増加傾向となっています。
事故の発生件数は、おととしを29件上回る2639件で、2013年以来10年ぶりに前の年を上回りました。
また死者の数も、おととしより9人多い36人と、2020年以来3年ぶりに前の年を上回りました。このうち65歳以上の高齢者は前年より2人多い21人。飲酒運転による死者は前年より3人多い4人となっています。
これらの要因について県警交通企画課は「コロナ禍が明け、人の流れが活発化したことなどが挙げられる」としています。
36人の死者のうち22人は、夜間の事故で命を失いました。県警は、夜は「明るい服装で歩くこと」や「運転の際はハイビームとロービームをこまめに切り替え、歩行者の早期発見に努めること」などを呼び掛けています。