長崎総合科学大学は大学院博士課程の授業料を無料にすると発表しました。
黒川不二雄学長:
「(修士課程は)入学金も無料。授業料、学費もほぼ無料。博士課程においては完全無料の恩恵が受けられることになる」
長崎総合科学大学の大学院には、現在、修士課程3コースと、博士課程1コースに合わせて34人の理系の学生が在籍しています。
授業料減免の対象となるのは、「主たる家計支持者の前年の収入が841万円以下」の学生で、人数制限はありません。修士課程は、入学金12万円、授業料(年間)50万円、実験実習料(年間)16万円の計78万円分が減免となり、教育充実費(年間)20万円だけで学ぶことができます。また博士課程は、入学金12万円、授業料40万円、実験実習料16万円の計68万円の全額が無料となります。適用期間は修士課程が2年間、博士課程が3年間です。
黒川学長:
「全国からたくさん来ていただいて、お金の心配をすることなく心置きなく勉強してもらいたい。そして世の中の役に立つ人間になっていただきたい」
財源は、理系分野の人材育成を目指す国の支援を受けます。既に今年10月に入学した社会人の学生1人に減免を適用し、来年4月の入学者から本格的に適用します。