長崎市のコンビニエンスストアでニセ電話詐欺や強盗を想定した訓練が行われました。
小栁亮雄記者:
「コンビニなどで販売されているこちらの電子マネーカード、裏にある番号を聞き出し、金を盗む。そういった詐欺が増えています」
訓練には長崎市内のコンビニ店員ら20人が参加し、詐欺の手口などの説明を受けたあと、声掛けの仕方を確認しました。
店員:
「今、詐欺が流行っていて、ひょっとしたら詐欺の可能性があるので警察に一緒に電話しましょうか?」
老人役:
「ほんとに?詐欺これ」
県警によりますと去年1年間のニセ電話詐欺の認知件数は143件、被害額は3億7411万円にのぼりました。(前年比+30件・被害額+1億7千万)
このうちコンビニなどで電子マネーを買わせる手口はおよそ4割の65件で、被害額は3080万円にのぼっています。(前年同期比+8件・被害額+120万円)
また去年6月、松浦市でコンビニ強盗事件が起きたことを受けて、強盗が押し入った時の訓練もしました。
強盗役:
「おいこら!金を出せ!金を出せ早く!レジ開けろ!」
店員らは逃走した犯人にカラーボールを投げる訓練も行い、万が一の事態に備えました。
セブン-イレブン長崎東町店・川口理恵さん(42):
「今日の訓練を生かして今後対応していきたい」
長崎署生活安全課・渡辺潤課長:
「訓練を積み重ねていくことによって(被害を)減らしていけると考えているので今後も継続していきたい」