長崎の平和や伝統野菜について学んだ小学生が、観光客や市民に学んだ成果を伝えました。
長崎大学教育学部附属小学校の5年生87人は、ふるさと教育の一環として、平和学習や、雲仙こぶ高菜などの長崎の伝統野菜を栽培するなどして学びを深めてきました。今年度学んだことを発信しようと、長崎駅前や平和公園で道行く人に声を掛け、大きな看板やフリップを手に熱心に説明しました。
児童ら:
「昔から伝わる野菜で、年々生産量が減ってきたり生産者が高齢化してしまっていま絶滅の寸前なんです。だから私たちが少しでもと思って活動してるんです」
説明を受けた男性:
「大学でこっちに来て3年目なんですけど、全然知らなかったので新しい発見につながったかなと思います。すごくわかりやすくて、ラミネートされた資料とかクイズとかも作り込んでいてすごいなと」
クイズや自作のグッズを交えながら興味を持ってもらう工夫も凝らしました。
女子児童:
「このクイズに一問でも正解した人がこのくじ引きを引いて、ここには平和のこととか野菜のこととかを書いています。長崎の原爆についても知ってもらいたいし、野菜の良さも一緒に知ってもらいたい」
こちらの班が用意した仕掛けはガチャガチャ。伝統野菜を平和の象徴のハトに見立てて作ったグッズが当たります。
長崎市民:「よくできていると思います。かわいらしいですよね」
児童らは来週以降、広島の小学生とオンラインで交流し、今回の成果やこれまでの学びを伝えます。