長崎県は先週1週間の感染症の発生状況を公表しました。インフルエンザは12週連続で警報レベルが続く一方、新型コロナは前の週よりやや減少しました。
去年11月から5シーズンぶりの流行警報が継続しているインフルエンザ。5日から11日までに県内70の定点医療機関から前の週より93人多い1961人の感染が報告され、2週連続の増加となりました。医療機関あたりの平均患者数は28.01人で、警報終息基準値の「10人」を12週連続で超えています。
1月に採取した15の検体から、A香港型が53%、2009年に流行した新型インフルエンザと同じA型が27%、B型が20%と、3種類の遺伝子が検出されました。複数回インフルエンザを発症した例もありました。
一方、新型コロナの報告患者数は857人で、前の週を179人下回りました。定点当たりの報告数は12.24人となっています。
長崎市ではランタンフェスティバルが開かれていますが、県は「症状がある場合は人の多い場所に行かないなど注意してほしい」としています。