県は、県内の定点医療機関で確認されたこの1週間のインフルエンザと新型コロナの患者数がいずれも前の週を上回ったと発表しました。
1月29日から2月4日までの1週間で県に報告があったインフルエンザ患者は1868人で、前の週より678人多く、1.57倍に増えました。医療機関あたりの報告数は26.69人で、警報レベルの終息基準値「10人」を11週続けて上回っています。
一方、新型コロナの患者数は前の週より195人多い1036人で、去年9月21日発表の「1023人」以来約4カ月半ぶりに1000人を上回りました。定点あたりの報告数は14.8人で、去年11月以降、緩やかな増加傾向が続いています。
県のゲノム解析によると、県内では夏に流行したオミクロン株の変異株「EG.5(イージーファイブ)」通称エリスのほか、国内で置き換わりが進んでいる変異株「JN.1(ジェイエヌ・ワン)」も去年11月以降、確認されています。