県が先週1週間の感染症の発生状況を発表しました。インフルエンザは8週連続で警報レベル、新型コロナも3週連続で増えています。
8日(月)から14日(日)までの1週間で、県内70の定点医療機関から県に報告があったインフルエンザ患者は1107人で、前の週を79人下回り、2週続けて減少しました。
医療機関当たりの平均患者は15.81人で、警報が解除になる基準値「10人」を8週連続で超えた状態が続いています。
地域別では県南が30.88人、県北が24.5人など10地区中7地区で警報レベルとなっています。(県南・県北・上五島・対馬・長崎・壱岐・県央で定点当たり報告数10人超)
年代別では10代以下が6割以上を占めています。
一方、新型コロナの報告患者は763人で、前の週を235人上回り、3週連続で増加しています。
年代別では若年層が多い割合を占めるインフルエンザに対し、新型コロナは幅広い年代で感染が確認されています。
定点当たりの報告数は10.9人で、去年9月18日から24日の1週間で確認された「12.29人」以来、約4カ月ぶりに10人を超えました。
現在患者380人が入院、189人が福祉施設などで療養しています。
県は新型コロナについて、去年8月から、定点当たりの報告数が「30人」を超えるか、入院患者が「668人」を超えた場合を県民に注意を呼び掛ける基準として設けていて、県は「今後の動向を注視する」としています。