子どもから大人まで全身水浸しになりながら無病息災を願います。佐世保市江迎町で夏の伝統行事「千灯籠まつり」が始まりました。
毎年8月23日と24日に開かれる「江迎千灯籠まつり」。500年以上の歴史がある「水かけ地蔵まつり」から始まります。町内の寿福寺に安置している木彫りの水掛地蔵尊を神輿に担ぎ、子どもたちと一緒に町を流れる嘉例川へ入ります。
その昔、お地蔵さまが、大好きな子どもたちと水遊びをしてこの地方にはやった疫病から人々を救ったのが始まりとされています。ほら貝の音を合図に子どもたちが元気に水をかけ合います。神輿の行列が街を練り歩くと、沿道の街の人からもホースやバケツでたくさんの水がかけられます。「水をかぶった人は病気をしない」という言い伝えのある縁起のいい水です。今年初めて取材でまつりに参加した記者も・・・。
中嶋航大記者:「すごい…ものすごく濡れますね。初めて来たんですけど、かなり迫力すごいです。びしょびしょです」
沿道からかけられる無病息災を願う水でずぶ濡れになりながら参加者は祭りを楽しみました。
子どもたち:(お祭りどうでしたか?)「楽しかったです!」
初めて参加した人:「主人が江迎町出身なので私たちは初めてです。家族でおでかけしたり、楽しい1年になればと思います」
夜には約1万個の灯籠に明かりが灯され、街は幻想的な雰囲気に包まれます。23日と24日の午後9時からはそれぞれ約1000発の花火も上がる予定です。