波佐見町の棚田で3千本の明かりが照らす「鬼木燈火まつり」が開かれました。
波佐見町の鬼木の棚田は約400枚の田んぼが広がる「日本の棚田百選」の一つです。まつりは、田植えを終えた棚田の魅力を楽しんでもらおうと地元の人たちが始め、今年で3回目です。
午後6時、田んぼの畔に並んだ竹灯籠とバイオ燃料を入れた空き缶の灯籠約3千本に明かりが灯されました。水が張られた棚田が浮かび上がり、幻想的な世界が広がります。あいにくの雨でしたが、展望所には多くの見物客らが訪れ、明かりのアートを楽しんでいました。
訪れた人:「初めてだがすごくきれい。残念ながら雨だったが、すごくきれい」「炎がゆらゆらして綺麗で、楽しめた」「コロナも明けて波佐見でもイベントがだんだん増えてきているので活気付いてて良いなと」
鬼木棚田協議会・渋江耕造会長:「鬼木地区の皆、一生懸命頑張って必死になって(火を)付けて回った。鬼木と言えば棚田。棚田と言えば鬼木というくらい今、そういう印象を与えているので、田んぼの高齢化、後継者不足と心配なことがあるがこういう明るい話題でずっとつなげていこうと思っている」
秋の収穫期9月には「鬼木棚田まつり」も開かれ、かかしの展示などでにぎわいます。