東彼・波佐見町の鹿山神社で150年以上続く奉納相撲がありました。
波佐見町の鹿山神社は出雲の国の神話に登場する相撲の神「健御雷男之命(タケミカヅチオノミコト)」を祀る神社です。奉納相撲は明治3年(1870年)に始まり、秋の大祭として毎年、秋分の日に開かれています。昭和の中ごろまでは大相撲の力士たちも訪れ、土俵を踏んでいたそうです。
コロナ禍で3年ぶり154回目の奉納相撲には力士や家族連れなど約400人が集まりました。大人の取組と小中学生の「子ども相撲」があり、土俵いっぱいに力の入った相撲が繰り広げられました。0歳から4歳の赤ちゃん力士も登場し、大人の力士に抱かれ、元気な土俵入りを披露しました。子どもの健やかな成長を願い、町内外から31組が参加しました。中には眠ってしまう子もいて会場は元気な泣き声と声援で大にぎわいでした。
長崎から訪れた親子:「楽しかった。ちょっと緊張したけど!」
地元の親子:「ほかの2人はギャン泣き」(Q.この子は泣かなかった?)「泣かなかった。ニコニコしていた」
参加した親子:「泣かないかなと思っていたが泣いた。ハハ」
奉納相撲実行委員会・谷口茂範委員長:「コロナ禍で2回(2年)休んで、今年は町外からも来て31組の子ども相撲ができた。私たちもホッとしてるところ」
境内には「ヨイショ~!」の掛け声と声援が響いていました。