県が県内の感染症の発生状況を発表しました。流行が続くインフルエンザの患者は3週ぶりに増加に転じています。
去年12月25日(月)から31日(日)までの1週間で県内70の定点医療機関から県に報告があったインフルエンザ患者は1845人で、前の週より121人増えました。
医療機関当たりの平均患者数は26.36人。県内では去年11月30日に警報レベルの「30人」を上回り、5シーズンぶりに「流行警報」が発表されました。警報が解除となるには、終息基準値の「10人」を下回る必要がありますが、6週連続で10人を上回っています。
年代別では、10代以下が68.8%を占め、地区別では上五島が53人、対馬が48.33人など、五島を除くすべての地域で警報レベルとなっています。
また、新型コロナの報告患者数は338人で、前の週を144人上回りました。定点当たりの報告数は4.83人で、多くの地区で前の週より増加しています。
県は基本的な感染対策を心がけ、今後の動向に注意するよう呼び掛けています。